4月21日
断崖に鎮座したタクツァン寺院までは、尾根を登ること2時間、降り1時間のアル
バイトだった。
乾燥した針葉樹の山道を登るのは重労働で、馬にまたがって登っている外国
人を幾人か見かける。登るにつれて深山の雰囲気になってくる。1時間も登ると
谷を挟んだ展望台に到着。『タクツァン僧院』が屏風岩の岸壁に張り付いている。
どうやってこんな断崖絶壁に資材を運び寺院を建立出来たのか不思議でならな
い。
500mも垂直に切り立った岸壁に建つ僧院は、下から眺めるととても近づく道など
あるとは思えない。
『タクツァン僧院』入り口にはポリスがいて、カメラの持ち込み、肌が露出した服
装の人を、厳重に取り締まっている。
ここ『タクツァン僧院』は、ブータン仏教の始祖ともいえるパドマ・サンババ聖人
がチベット から虎の背中に乗ってブータンを訪れた際、ここで瞑想をしたのが起
源とされ、現在はブータン仏教最大の聖地となっている。
夕食は、ブータンの家庭料理を食べた。ホテルの客は我々だけ、二人に合わ
せて激辛料理をアレンジしてくれたのだが、飛び上がるほど辛く、目から涙、口の
周りはピリピリで、身体から汗が噴出す。それでも、残さず食べきった。
明日はカトマンズに戻る。
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