バンコクからウボン・ラーチャターニーまで列車で行きたかったが、あいにく満席。
仕方がないのでファランポーン駅から北バス・ターミナルに向かう。市バスは1時間乗って
18バーツ(50円)、クーラーもギンギンに効いている。これで採算は取れるのだろうか。発車
までの待ち時間に細麺を食べて朝飯にする。バスに乗り込むと私の隣は、腰の曲がった
75歳位に見えるおじいちゃんが座っている。バスが出発すると何やら話しかけてくるが、
タイ語で私にはチンプンカンプンでさっぱり理解できない。そのうちに後ろを指さし、トイレが
付いていると、教えているようだ。私も後ろを振り返りトイレがあることを知る。また、おじいち
ゃんはバスチケットを出して、切取り線の下の部分は昼食券だと、食べる真似をして教えて
くれる。昼少し前にバスはドライブインに停まる。おじいちゃんは私を手招きして、昼食券の
チャーハンを指さして教えてくれる。さらに、私が迷子にならないように、バスの前で私が乗り
込むのを確認して、にこにこしてくれる。おじいちゃんと別れるときに、タイ語で知っている「コッ
プン・カップ」(有難う)と言うと、嬉しそうに手を握ってきた。バスを降りると周りは真っ暗で、方
向が分からない。タクシーの運ちゃんに街までいくらか聞くと、200バーツと吹っかけてきた。
相場は70バーツ、こんな奴には、ただただ無視。屋台のオカマのおねいさんに、この近くの
ホテルを教えてもらう。歩くこと10分、なかなか立派なホテルで、値段が400バーツちょと高い。
しかし、安宿がある街までタクシーで100バーツが相場だとホテルのオーナーは言う。どっちみ
ち明日のバス乗り場は、先ほど降りた場所から出発だ。街までの往復200バーツを計算に入れ
ると、200バーツのホテルに泊まったと思えばいい。部屋は冷房、ホットシャワー、バスタオル
までついている。
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